今回は、熊本の大地と人の想いがぎゅっと詰まった日本酒、「産土(うぶすな)|山田錦」をご紹介します。
和水町と菊池川流域で育まれた酒米、阿蘇の伏流水、熊本生まれの9号酵母、生酛づくり…。それらすべてが共鳴して生まれるこのお酒は、まるで自然が口の中で踊っているようなフレッシュな体験。ほんのり発泡する爽快さに、ほんのりとした甘みと旨みがじわりと広がる…。そんな「どうしても飲んでみたい!」と思わせる魅力があります。
産土|山田錦 YAMADA NISHIKI

熊本9号酵母の独特の香り、酒本来が持つ甘みを、土地の仕込み水が宿した「とろみ」のテクスチャーがバランスよく響き合わせることで、和水町(なごみまち)の自然そのままを表現した。
麹菌などの菌や微生物の作用が醸し出す未体験のフレッシュ感は、まるで口内で旨みが弾けるかのような印象を残す。
内容量 | 720ml |
原料米 | 山田錦 |
農醸類 | 菊池川流域/生酛 |
産地 | 熊本県菊池川流域産米 |
アルコール度数 | 13度 |
“産土”が生まれた背景と哲学を感じてほしい
- 土地の力を丸ごと詰め込む酒造り
花の香酒造が掲げるのは「農と醸が一体」という農醸思想。酒米はすべて和水町・菊池川流域で栽培され、2015 年から地域の農家と手を取り合って育てた「地元米」が使われています。今や町全体の約12%を占める栽培面積を誇るほどになりました 花の香酒造株式会社(公式サイト)。 - 生酛づくり × 熊本酵母 × 和水の水
伝統的な生酛造りに、熊本・9号酵母がもたらすやさしい甘み。その余韻を下支えするのが「とろみ」を帯びた優しい仕込み水。結果として、自然の恵みが口内でゆっくり響き合う、唯一無二のテクスチャーが完成しました 花の香酒造株式会社(公式サイト)。 - “未体験のフレッシュ感”を生む微生物の力
麹菌や酵母だけでなく、土地に根差す微生物すら含めた素材が、生き生きとした旨みと香りを醸し出します。まるで口の中で旨みが弾けるような、そのフレッシュさが「産土」の最大の個性です。
★味わいポイント★
いちごのようなフレッシュさ
ボトルを開けた瞬間から感じる華やかさ。開栓時のシュワっとした発泡が「一杯目」にぴったり。
甘み・酸味・旨みの絶妙なバランス
甘すぎず、酸っぱすぎず、旨みもちゃんとある! ジューシーで飲みやすい。
※ 特に「華やかさ × 発泡 × 軽さ」がおしゃれなペアリングにも最適です。
「こんな人におすすめ!」
- 日本酒初心者だけど、ちょっとこだわって選びたい方
- 食事と心地よく調和するお酒を探している方
- 熊本の自然やストーリーに共感する方
アクセスもスイスイ!産土の蔵を訪ねよう

産土の背景の魅力と味わいを堪能した後は、せっかくですからぜひ実際に蔵に足を運んでみませんか?花の香酒造(産土の蔵)は、熊本県・和水町(なごみまち)に佇む、一見アクセスが難しそうな場所にありますが、実際は意外と行きやすいんです♪
車ならラクラク!
- 熊本空港から車で約1時間
- 福岡空港からも約1時間のドライブで、気軽に立ち寄れます。
また、熊本観光の鉄板スポットからも近いのがポイント:
- 江田船山古墳…車で約20分
- 平山温泉…約10分
- 山鹿温泉…約20分
- 金栗四三生家…なんと車で約1分!
日帰り旅のルートにぴったりです。
電車+タクシー派も
- 新大牟田駅から車で約15分
- 新玉名駅から車で約30分ほどで到着します。
公共交通の便は少し限られますが、タクシー利用ならスムーズに行けますよ。
高速利用なら近道!
- 九州自動車道の 南関インターICから車で約5分
- 菊水ICからでも約15分と、ドライブにも好アクセスです。
訪問するならこんな体験を
酒蔵の裏に流れる清流、美しい田園風景、そしてそこに根づいた歴史ある酒蔵の空気感――。そんな五感に訴えかける体験が、花の香酒造には待っています。
蔵にはギャラリーやテイスティングカウンターもあり、実際に産土を味わいながら蔵見学ができることも。自分の手で瓶を取って、香りを確かめる体験は、何者にも代えがたい瞬間です。
もし地元銘柄や蔵にストーリーを感じる旅行が好きなら、ぜひ「花の香酒造」まで足を伸ばしてみてください。