日本各地には数え切れないほどの地酒がありますが、その土地の気候や風土、水質によって味わいが大きく変わるのが日本酒の面白いところです。熊本県・阿蘇の大自然に抱かれた酒蔵から生まれる「れいざん 麗酒爽快」もまた、その土地ならではの個性を持った一本です。今回は、阿蘇を代表する日本酒ブランド「れいざん」と、その中でも飲みやすく爽やかな「麗酒爽快」についてご紹介します。

「れいざん」を手がけるのは、熊本県阿蘇市一の宮町に蔵を構える山村酒造合名会社
阿蘇・高森町に根付く酒蔵
熊本県阿蘇郡高森町。阿蘇五岳と南外輪山に囲まれ、冬には氷点下の日が続く寒冷地です。しかし、蔵の中央にある地下深くから湧き出る仕込み水は、一年を通してほぼ一定の温度を保ち、酒造りに理想的な環境を整えています。
宝暦12年(1762年)創業の山村酒造は、この水と阿蘇で育った米を使い、阿蘇の人の手で“阿蘇の酒”を造り続けてきたそうです。
「麗酒爽快」の魅力
「麗酒爽快」という名前が示すように、このお酒の一番の特徴は爽快な飲み口にあります。口に含んだ瞬間に広がるすっきりとした清涼感。派手な香りではなく、上品で穏やかな吟醸香がほのかに漂い、食中酒としても非常に合わせやすいバランスを持っています。
冷やすことでキリッとした喉ごしが際立ち、暑い夏には特におすすめ。また、常温で飲めば米の旨みをより感じることができ、季節や気分によって飲み方を変えられるのも魅力です。
実際に飲んでみた感想
まず一口……「あ、これめっちゃスッキリ!」っていうのが第一印象でした。名前に「爽快」ってついてるだけあって、のどごしがとにかく軽やか。冷やして飲むとキリッとシャープで、夏の夕涼みとかに最高だと思います。
香りはほんのりフルーティーなんだけど、主張しすぎない感じ。だから「お酒は好きだけど、香りが強い吟醸酒はちょっと…」っていう人にもおすすめです。
あと、料理との相性がバツグン。お刺身はもちろん、意外と揚げ物にも合いました。唐揚げを食べたあとに「麗酒爽快」をキュッとやると、油っぽさをスッと流してくれて、また一口食べたくなる。危険なくらい箸も盃も止まらないやつです(笑)
最後に
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
「れいざん 麗酒爽快」は、阿蘇の自然と人の温かさがギュッと詰まったお酒でした。飲むだけでちょっと旅気分になれるし、みんなでワイワイ飲んでも、一人でゆっくり楽しんでもハマる一本です。
この記事が、次に飲むお酒を選ぶときのヒントになれば嬉しいです。もし「飲んでみたよ!」っていう感想があったら、ぜひ教えてくださいね。
それでは、最後まで読んでくださった皆さんに感謝🍶
今日も素敵な一杯をどうぞ!